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水虫には3つのタイプあり、指の間のジュクジュク、猛烈な痒みなどの症状が現れます

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水虫は、白癬(はくせん)というカビの一種が、足の角質層に寄生して生じる感染症の皮膚疾患です。白癬菌は、全身の皮膚・毛・爪に寄生しますが、寄生する場所によって疾患の名前が変わり、症状も異なってきます。

例えば、同じ足でも爪に寄生する場合には、爪水虫(爪白癬)、体に寄生する体部白癬(タムシ、ゼニタムシ)、頭髪に寄生する頭部白癬(シラクモ)、股に寄生する股部白癬(インキンタムシ)などがあります。

足水虫は、@足指の間にできやすく、ジュクジュクして白くふやけて、ムズ痒くなる「趾間(しかん)型」、A足指の間や腹、足の裏や縁にできやすく、小さな水疱が散在もしくは集まって赤みを伴い、特に梅雨時に強烈な痒みが現れやすい「小水疱型」、B痒みはないものの、かかとがかたくなってガサガサになったり、ひび割れたりする「角質増殖型」の3つのタイプに分類されます。

白癬菌は、人間の髪や爪、角質などに含まれるケラチンというタンパク質を栄養源としており、温度と湿度が高い環境で繁殖しやすいのが特徴です。伝染力はそれほど強くなく、発育も遅いのですが、頑丈なため、人体から離れても半年以上生き延びることができるとされています。一旦、皮膚に寄生するとなかなかはなれないのが、水虫が治りにくい理由です。

白癬菌の90%は足に寄生しますが、その理由は足の裏は最も菌と接触しやすい場所だからです。白癬菌は皮膚から剥がれ落ちた角質の中で生きているので、室内をはだしで歩いていると菌が付着してしまうのです。ただし、キレイに洗い流しさえすれば、すぐに感染してしまうことはありません。

水虫の薬物療法では、白癬菌を殺菌して、発育・増殖を抑える外用の抗真菌薬(液体、軟膏、クリーム、パウダースプレー)を使用します。皮膚科で処方してもらう薬のほか、痒みを抑える鎮痒成分や、二次感染を予防する殺菌成分が配合された薬も市販されています。水虫の薬は、患部に浸透しやすいお風呂上りに塗ると効果的です。

水虫は、症状がおさまって「治ったかな」と思っても、角質の奥深くに入り込んだ白癬菌が生きていることがあります。角質層が完全に入れ替わるには、1〜2ヶ月はかかりますのでこの期間は症状が消えても、薬を塗ることが大切です。角質増殖型や爪水虫の場合は、それ以上の期間が必要です。近年は、皮膚科で処方される薬と同じ成分を含んだ「スイッチOTC医薬品」が注目されており、水虫のセルフケアの際に利用している方も多いと思いますが、基本的には皮膚科専門医の診断を受けた後で使用するようにしましょう。

水虫と同じような症状を持つ別の皮膚疾患もたくさんあります。例えば、靴屋、消毒薬・外用薬などにかぶれて起きる「接触皮膚炎」、汗が原因で起こる「異汗性湿疹」、カンジダ菌が原因で指の間が白くふやける「皮膚カンジダ症」などです。水虫なのかどうかは、角質層を削って顕微鏡で見ればすぐにわかるので、症状を自分で判断しないで、必ず皮膚科を受診することが大切です。

 
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