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人口の高齢化に伴い生活習慣病の治療薬による薬疹が増加傾向にあります

すべての薬剤が原因になります

病気を治療する際に使用した薬剤によって、皮膚に発疹が起きたものです。原因となる薬物は抗菌薬、消炎鎮痛解熱薬、高血圧治療薬、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、抗てんかん薬などが多くを占めています。

ただし、頻度に差はあるものほとんどすべての薬物が薬疹の原因となりえると考えたほうがよく、漢方薬、胃潰瘍治療薬、便秘治療薬、ビタミン剤などの服用によって薬疹が起こった報告も見られます。

症状は多岐にわたりますが、紅斑や丘疹(直径1cm以下の皮膚の隆起)を主体とするものが多くなっています。軽症では原因となる薬剤の中止のみで軽快しますが、重篤なものは肝機能障害などの臓器障害を合併したり、粘膜障害による視力障害などの後遺症を残す場合もあり、最悪のケースでは死に至ります。近年は、社会の高齢化に伴い生活習慣病の治療薬による薬疹が増加する傾向にあります。

同じ薬を使用しても、人によって症状の出方や程度には差がありますし、特定の部位に同じ形の症状が出るというものから全身に発疹が出るものまでさまざまです。よく見られる薬疹のタイプには以下のようなものがあります。薬剤の使用後、以下の症状に心当たりがある方は、専門医の診察を受けるようにしましょう。

固定薬疹
境界がハッキリした豆粒大から手のひら大の円形の紅斑が、単発あるいは多発するものです。治癒したあとも色素沈着が残り、再発すると同じ部位に症状が現われます。胸部から腹部、手足の皮膚のほか、口唇、眼囲、外陰部などの粘膜部に発症しやすく、原因は風邪薬、NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)、抗菌薬の使用によるものが多くなっています。

蕁麻疹型
薬剤の注射あるいは服用の後、短時間で蕁麻疹とよく似た発疹が現われます。時にアナフィラキシーショックを伴います。NSAID(非ステロイド性抗炎症薬 )、抗菌薬、アスピリンなどが原因として多くなっています。

紅皮症型
全身皮膚のびまん性紅斑と落屑(らくせつ:皮膚表面から角質が剥がれた状態)を生じ、発熱、リンパ節の腫れ、肝機能障害、好酸球の増加などを伴います。/p>

薬剤性過敏性症候群
高熱、リンパ節の腫れ、臓器障害(主に肝障害)、白血球の増加、異系リンパ球の出現などがみられ、薬剤中止後も症状は長い期間残り、しばしば再発します。原因薬剤は限られており、国内では抗てんかん薬(カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール)、サラゾスルファピリジン、ミノサイクリン、メキシレチンなどにみられます。

多形(滲出性)紅斑型
境界のハッキリした紅斑で、その縁が僅かに隆起しています。眼、口唇、鼻咽頭、外陰部などの粘膜部に現われたものをスティーブンス・ジョンソン症候群といい、発熱、肝機能障害、呼吸不全、消化管の潰瘍、腎障害を合併することもあります。

苔癬型
胸部から腹部、手足にかゆみを伴う不整形で紫褐色の丘疹(直径1cm以下の皮膚の隆起)が現われます。高血圧治療薬など慢性に投与される薬剤が原因であることが多く、投与中止後も皮疹が消えるまで数週間を要することもあります。

 
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