皮膚科の医師求人(常勤・非常勤)ガイド

ヒゼンダニが寄生して発症する皮膚感染症で、かゆみが夜間に増強するのが特徴

寝具を介する感染も注意

ビゼンダニ(疥癬虫)が皮膚の角質層に寄生して起きる皮膚感染症で、皮膚の柔らかな部分(指と指の間、陰部とその周辺、肛門の周辺、わきの下、下腹部など)に、小さな丘疹がいくつか現われ、同時に0.5〜5cm程の灰白色の線条ができ、中はトンネル(疥癬トンネル)になっています。

先端には水疱があり、末梢部は落屑(らくせつ:膚の表層が角質片となって剥がれること)して白っぽく見えることもあります。いずれもかゆみのために掻き壊されたり、湿疹様になったり、二次感染を起こして膿瘍をつくったりします。かゆみは夜間に増強するのが特徴です。

ビゼンダニは体調0.4mmほどの小さなダニで、雌は角質層内にトンネルを掘って卵を産みます。卵は3〜4日で孵化して幼虫となります。幼虫は脱皮を繰り返しながら、若虫を経て成虫となります。生活環(発生・成長から次の世代が誕生するまでの期間)は約2週間で。終始ヒトの皮膚で生存し、皮膚から離脱すると短期間で死滅します。

感染経路は第1に肌から肌へと直接接触で感染する直接経路があります。寝起きをともにするキャンプ、合宿、修学旅行、寮などでの雑魚寝で容易に感染し、家族内感染も多くみられます。第2に寝具を介する間接感染もあり、仮眠室、当直室の共同使用者間で集団発生した例もあります。

ダニや卵の検出率が高いのは疥癬トンネルのなかで、その6〜7割は手・指にあります。治療は外用薬の使用が中心となります。アスター軟膏、オイラックスクリーム、言おう含有のローションなどを塗ります。硫黄を含んだ入浴剤(ムトーハップなど)も有効です。かゆみが強い場合には、抗ヒスタミン剤を内服します。

 
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