「クリニック診療では症例が限られるので、症例数が豊富な総合病院でスキルを磨きたい」、「大学病院の低い待遇と長すぎる労働時間(当直業務・オンコール)に疲れた」、「未経験だけど研修がしっかりしている医療機関で美容皮膚の分野に挑戦したい」、「一般診療も自由診療(美容)も行いたい」など、皮膚科医の皆さんが転職をお考えになる理由はさまざまです。
また、「空いた時間を有効に活用したい」、「他の医療機関で専門性を高めたい」、「出産・育児が落ち着くまで、常勤で働くことは難しい」などの理由で、非常勤(アルバイト)で働きたいとご希望の方も少なくないのではないでしょうか。
本サイトでは、常勤・非常勤の求人をお探しの先生を対象に、皮膚科・美容皮膚科における最新の採用ニーズ。キャリアプラン別に見る代表的な勤務先、転職の際に活用したい医師特化型の人材紹介サービスの利用方法などを紹介しています。日々の診療でお忙しい先生の一助になれば幸いです。
まず最初に今日の皮膚科の求人ニーズを分析してみましょう。新医師臨床研修制度が2004年度に導入されて以降、若手医師の敬遠傾向に拍車がかかった外科系の診療科、産科、小児科などと違い、皮膚科は若手医師に人気が高く、またアルバイト(非常勤)や短時間正規雇用の割合も高いため、求人倍率は約1.1倍と低くなっています。厚生労働省が行った「必要医師数実態調査」をグラフにすると下のようになり、需要と供給のバランスはほぼ見合った状態となっています。
ただし、他科に比べて女性医師の割合が高く、フルタイムで働ける医師が限定されるため、東京や大阪などの一部の大都市を除いては、「皮膚科医はまだまだ不足している」という声が現場からはよく聞かれます。
皮膚科の求人傾向は大きく分けると「一般病院」と「美容皮膚科」の2つがあります。一般病院での診療内容は、アトピー性皮膚炎、水虫を含む各種の感染症、薬や食事によるアレルギー(薬疹)をはじめとした皮膚疾患の治療が主体となります。外来だけでなく入院患者の回診を求められる病院もあります。
美容皮膚科の求人は、クリニックに多く、ケミカルピーリング、各種レーザー(脱毛やシミ治療、ほくろ除去)の使用、ヒアルロン酸やボトックス等の注入、小手術などの技術が求められます。自由診療が多いため、患者のニーズにしっかりと応えるためのカウンセリング能力も求められます。即戦力として皮膚科専門医を求めるクリニックが多い一方、専門医よりも若さを重視し、指導体制を整えているクリニックもあります。
求人は一般病院、美容皮膚科を問わず、都市部、地方の両方で出ていますが、求人数自体はそれほど多いわけではありません。特に都市部にある美容皮膚科クリニックは若手医師の人気が集中しており、競争が激しくなっています。
募集枠自体が多くないので、厳密に入職時期を決めて活動するのではなく、理想に近い求人が見つかったその時が転職のチャンスです。数少ないチャンスを逃さないように、日々アンテナを張っておくことをお勧めいたします。
非常勤(アルバイト)のニーズはどうでしょうか。皮膚科では、急生期病院から療養型、クリニックまで幅広い医療機関から、一般皮膚科外来や病棟業務の求人依頼が出ています。非常勤のみで回している病院もあります。都心から離れた医療機関ならば、アルバイトの時給が1万円を下回ることはないでしょう。
美容皮膚科では、特に都市部を中心として求人が出ていますが、常勤医の募集と同様に応募者の数が非常に多くなっています。スキル面では、皮膚科専門医資格が必須の場合もあれば、未経験でも若さと意欲を重視するというまでタイプはさまざまです。
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