「もっと多くの症例を積みたい」、「オペも行いたい」、「より専門性の高い医療に取り組みたい」、「他科との連携にも力を入れていきたい」とご希望の場合、総合病院、医療センター、あるいは病院付属のクリニックが選択肢となります。
総合病院でも皮膚科は1〜2名程度の枠しかない場合が多いので、新たな募集が行われる場合、欠員の補充でない限り、「常勤を増やしてオペにも力を入れていきたい」、「それまで非常勤で回してきたが、今後は常勤医のみに切り替えたい」などの理由が考えられます。
総合病院ならクリニック勤務と違い症例数が豊富ですし、オペもあります。入院が必要な患者への対応も可能(オンコール有)です。多科と連携して、治療を行うことができるのも総合病院ならではのメリットです。
ただし、悪性黒色腫(メラノーマ)などの重篤な患者も抱えていると、かなりのハードワークになりますので、ワークライフバランスも重視したいという先生は大変かもしれません。
専門医取得をご希望の場合、民間の病院では取得できるところは非常に限られています。可能であれば大学で取得された後に民間の医療機関に転職することをお勧めいたします。
「美容皮膚の分野も気になるものの、これまで積み重ねたスキルも活かして働きたい」、「将来の開業を考えると、早い段階で美容皮膚も経験しておいたほうが有利」、「一般診療だけでは患者のニーズに対応できる範囲が限られる」、あるいは「美容皮膚だけでは、将来に不安を感じる」という方には、保険診療メインの皮膚科で美容皮膚にも対応可能なクリニックが有力な選択肢となります。
一般診療と自由診療の両方を経験したいという先生は、20代の若い世代から50代のベテラン世代まで幅広い年齢層に多くいらっしゃいます。皮膚科の一般診療を一通りこなせることを採用の条件にしている医療機関が多いため、他の診療科からの転科は難しい状況となっています。
また、美容皮膚の患者が一番多い時間帯は、仕事帰り(夕方5時以降)と休日(土日)ですので、この時間帯に働けるかどうかも重要なポイントです。
近年、皮膚科医(あるいは形成外科医)でなくても、美容の分野に興味があり挑戦したいとご希望の先生は増えてきています。また、初期研修終了後すぐに美容皮膚科に挑戦したい方も少なくありません。このようなケースでは、皮膚科での経験は不問で、研修期間(3ヶ月〜半年)がしっかりとある美容皮膚科クリニックが選択肢となります。
美容という特性から女性医師が好まれる傾向にあります。最初は非常勤からスタートしたいとご希望の方が多いですが、せっかく指導を行ってようやく施術を任せられるようになった頃になると、辞めてしまうケースが多いため、医療機関からは敬遠されています。従って、最初から常勤として働くことが求められます。
また、常勤でも平日のみの9:00〜17:00をご希望の女性医師の方もしばしばいらっしゃいますが、上記の通り、この科では平日の夕方以降と週末が一番忙しい時間帯となっていますので、この時間帯に勤務が難しい方は採用のチャンスは殆どないことになります。
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